年末年始の準備! ペットの健康管理とストレス回避法
早いもので今年も師走の時期となりました。クリスマスや年末年始、皆さんの生活リズムが崩れやすくなることも多いでしょう。じつは飼い主さんと一緒に過ごしているペットも、その影響を受けやすいです。今回は少しでもストレスを回避できる方法と健康管理について書いてみたいと思います。
年末年始の忙しさがペットに与える影響
年末年始は大掃除や帰省、旅行などで飼い主が忙しくなる時期です。しかし、その忙しさがペットにストレスを与えているかもしれません。特に高層マンションでは、大掃除の際に窓を開けっぱなしにして知らないうちにペットがベランダに出てしまわないように注意が必要です。また犬や猫は生活リズムの変化や家の中の環境の変化に敏感です。家族が増えたり、騒がしくなったりすることで、不安やストレスを感じることがあります。年末年始の行事に追われる中でも、できるだけ普段通りの生活リズムを保ち、ペットの安心感を大切にしましょう。普段から人が集まりやすいお家は、ペットが小さい時からなるべくみんなに触ってもらって可愛がってもらうようにしたり、反対に人が集まった時に、誰も近づけない静かな場所を事前に確保しておいてあげることも大切です。
年末年始の食事管理に注意しよう
お正月やクリスマスシーズンにはご馳走を用意する家庭が多いですが、人間の食べ物はペットにとって危険な場合があります。特に、チョコレートやお餅、塩分の多い食べ物は犬や猫にとって注意が必要です。クリスマスによく見かけるポインセチアにも注意が必要です。また、お酒の席でペットに食べ物を与えることも避けるべきです。年末年始の食事が原因で、動物病院に急患として訪れるケースが増える時期でもありますので、ペットの食事管理にはいつも以上に注意を払いましょう。
ペットを預ける際の準備
旅行や帰省でペットをペットホテルや知人に預ける際は、事前に準備が必要です。預ける場所の環境がペットにとって快適であるか、スタッフが信頼できるかを確認しましょう。また、普段の食事やおもちゃ、毛布など、ペットが安心できるアイテムを持参することも重要です。できれば、短期間のお試し預かりを利用して、ペットがその環境に慣れるかどうか確認しておくとよいでしょう。ペットホテルに預ける際には、伝染病や狂犬病のワクチン接種証明書を求められることがあります。事前に証明書が手元にあるか、ワクチンの接種期限が過ぎていないかを確認しておきたいです。また持病がある場合は、ペットホテルに前もって宿泊中に薬を与えることができるか確認しておくことを忘れずに行いましょう。
健康管理を忘れずに
年末年始は家族で過ごす時間が増える一方で、ペットの健康管理が後回しになることもあります。寒さ対策や、普段通りの散歩や遊びをできるだけ怠らないようにしましょう。特に高齢のペットや病気を抱えるペットの場合、寒さが体に負担をかけることがあるので、暖かい場所で過ごさせる工夫が必要です。また、年末年始は動物病院が休診していることが多いため、薬が足りているか、いつも食べているフードに余裕があるか、健康状態に問題がないか事前に確認しておくと安心です。
まとめ
年末年始は飼い主にとって忙しい時期ですが、ペットにとってもストレスや健康に影響が出やすい時期です。普段と変わらない生活リズムを保ち、食事管理や健康に気をつけることが大切です。ペットを預ける際の準備もしっかり行い、安心して新年を迎えましょう。
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