春に向けて、ペットの体調チェック!予防接種とフィラリア対策

春に向けた体調チェックの重要性

春は、気温の変化が激しく、ペットの体調管理が特に重要です。冬の寒さから徐々に暖かくなることで、ペットの体にも負担がかかりやすくなります。犬や猫は人間よりも体温調整が難しいため、飼い主としては日々の様子をしっかり観察し、体調に変化がないか注意を払いましょう。この時期は特に食欲や元気の有無、毛の状態などに気を配り、異常を感じたら早めに動物病院に相談することが大切です。

狂犬病予防接種のお知らせが届きます

すでに昨年に狂犬病予防接種を受けていて、自治体に登録をしているワンちゃんは、保健所より狂犬病接種のお知らせが届く時期です。狂犬病予防月間は毎年4月から6月となっています。愛犬への狂犬病予防接種は、飼い主さんに義務付けられているワクチンです。犬にもヒトにも伝染する恐ろしい病気です。予防接種の時期を確認し、必要であれば早めに動物病院で接種を受けましょう。新しくペットを飼い始めた飼い主さんは、初回の接種がとても大事ですので、必ず獣医師と相談して最適なスケジュールを立てましょう。

フィラリア予防を始める時期

フィラリアは蚊を介して犬猫に感染する寄生虫です。春になると蚊が活動を始めるため、フィラリアの予防が必須になります。フィラリア症は致命的な病気になることもあるため、早めの対策が必要です。動物病院でフィラリア予防薬を処方してもらい、忘れずに毎月投与しましょう。予防薬は月に一度の投薬で済むものが多く、確実に守ることで大きなリスクを回避できます。しかし万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を飲むことで、愛犬の体調が悪化してしまうことがあります。必ず、フィラリアに感染していないか血液検査を行なってから、予防薬を開始するようにしてください。

定期的な健康診断で安心を

春は、定期的な健康診断を行うのに良い機会です。特に成犬や高齢の犬猫にとって、定期的な健康チェックは病気の早期発見につながります。動物病院での血液検査やレントゲン検査、心臓の検査などを受けることで、内臓や関節の問題も確認できます。健康診断を怠ると、症状が進行してからでないと病気が発見できないことが多いため、飼い主として積極的に検査を受けましょう。特にフィラリア検査には血液検査が必要なので、採血する血液量がそれほど変わらずに内蔵チェックのための検査も可能です。ぜひフィラリア検査の時に、合わせて健康診断の一環として内蔵チェックの血液検査も受けてみてください。

まとめ

春はペットの体調管理に加えて、予防接種やフィラリア予防、健康診断など多くの準備が必要な時期です。早めに対策を行うことで、ペットの健康を守り、快適な生活を送ることができます。動物病院に足を運ぶ機会も増えると思うので、うまく利用していつでも元気に過ごせるよう心がけましょう。

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銀座に近い、高層マンションに囲まれた東京月島にある当院では、外国人フレンドリーなどうぶつ病院を目指しています。外国人ペットオーナーのみなさまが、どんな小さなことでも気軽に相談できる場所となるために、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。

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